ZORZETTIG（ゾルゼーティッジ）

ワインは州の中央部から南東部にかけて多く造られています。なかでも中央部のフリオリ・コッリ・オリエンターリを代表とするDOCワインは白、黒ぶどうで造る多くのタイプを持っています。ワインは６０％が白で、白ワインの生産が盛んなイメージですが、品質の高い赤ワインも多く生産されています。

1970年代に創意に富んだ醸造家達の手で、古いスタイルのワインが、爽やかで、香味豊かな白ワインに磨きあげられた以来、絵のように美しいぶどう畑で造られるこの地のワインは「フリウリスタイル」のワインと呼ばれて、この地は現代の白ワインの「聖地」と言われるようになってきました。

ゾルゼーティッジ家は元々100年近く前から他の地でぶどうを栽培し、ワイン造りは約70年前から行なってきました。

1986年にカヴァリエレ・ジュゼッペ・ゾルゼーティッジがこの地でぶどう畑と農場を購入、地場品種の畑を改良するとともに、近代的なワイン醸造方法を導入して、今日のゾルゼーティッジ・ワイナリーを創業させ、以来、地場品種ワインの品質の向上に情熱を注いできました。

その後も、その高い品質を維持しながら生産量を拡大して来ました。現在は生来の実業家としての才能を持ったアンナリーザ・ゾルゼーティッジが経営していて、兄弟のアレッサンドロはコッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ地区に広がる１１０haのぶどう畑の管理を任されています。

この十年間はさらに持続可能なワイン造りを目指して、環境の保護と改善を図り、最新技術と設備を導入して極めて品質の高いワイン造りを実現してきました。

新しい刺激を求める姿勢と、ワイン醸造技術をさらに向上させたいという熱い思いが、醸造コンサルタントのファビオ・コーゼールの力を借りて、野心的プロジェクトをスタートさせました。

　それは、最良のぶどうを選別して「ミヨ・ヴィニェーティ・ディ・スペッサ」（MYO’ VIGNETI DI SPESSA）という名の新しいラインのワインを造るというものでした。ミョは、まさにこの実り豊かで気取らない、コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ地区の古来からの情熱と伝統に基づく本物の価値を体現したワインと言えます。

2017年には、エレガントで芳しい香りの「ピノ・ビアンコ・ミヨ2014」で、初めてガンベロ・ロッソのトレ・ビッキエーリを獲得しました。

コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ地区はジューリア・アルプス山脈により寒冷な北風から守られ、さらにアドリア海の穏やかな潮風の影響を受けて、ぶどう栽培に大変適した土地となっています。

ゾルゼーティッジ・ワイナリーはコッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ地区の中心部にあるスペッサ・ディ・チヴィダーレの最も高い丘陵地の斜面に広がっています。

この丘陵地は長い年月の中で、ワイン造りに適した土壌とミクロクリマが形成されてきました。

ぶどうを栽培するためにかって伐採されたオリーブの樹林を復元し、さらに2006年には果樹園を整備してハチの巣箱も設置、また敷地内の湖沼を整備するなど、この十年間はさらに、畑の拡大と持続可能なワイン造りを目指して、環境の保護と改善を図るとともに、最新技術と近代的な設備を導入して、極めて品質の高いワイン造りを実現してきました。

現在栽培されているのは、フリウラーノ（かってトカイ・フリウラーノと呼ばれていた品種）、ピノ・ビアンコ、マルヴァジア、ソーヴィニヨンなどの白ぶどう、土着品種のレフォスコ・ダル・ペドゥンコロ・ロッソ、スキオッペッティーノ、ピニョ―ロなどの黒ぶどうが主体です。フリウリ・ヴェネツィア・ジューリアで最も古い樹齢80年のマルヴァジアの古木が植えられた畑も所有しています。

ゾルゼーティッジ・ワイナリーでは、ぶどう栽培面積の拡大にあわせて、剪定方法の改良、除草剤使用の廃止などを行うとともに、ソーラーエネルギーを利用したドリフト・リカバリー型ミスト散布機や、環境負荷を軽減した最先端のトラクターなどを導入するなど、持続可能な設備や技術を積極的に活用しています。

また、2010年には最先端の瓶詰ラインが導入され、ワイン造りのすべての過程で最適な温度管理がなされています。手摘みされたぶどうは、細心の注意と丁寧な取扱いによって醸造されており、この土地とワインに対する彼らの情熱をよく反映しています。

　1780年まで遡るかってのセラーは、昔ながらの石造りのイメージを残しながらも完全に作り替えられ、今日のセラーとなっています。

ゾルゼーティッジでは、

クラシックライン　：　「ゾルゼーティッジ」（ZORZETTIG）、
セレクションライン：　「ミヨ・ヴィーニェーティ・スペッサ」（MYO’ VIGNETI DI SPESSA）、
ブレンド＆フォーティファイド・ワイン：「セーニョ・ディ・テッラ」（SEGYO DI TERRA）
の3つのシリーズを展開しています。

ゾルゼッティッジではみんなが集まり、美味しい料理やワインとともにおしゃべりやエンタテインメントなどを楽しむことを大切にしています。

ワイナリーを訪れる場合には、近くにあるホテル＆レストラン「ルレ・ラ・コッリーナ」を拠点にして、フリウリの美味しい料理やワイン、風光明媚な山々やユネスコ世界遺産にも指定されているロンゴバルド王国時代の古い町などのアグリツーリズムの旅を楽しんでいただけます。

また数年前から4月～6月にかけては、コンヴィヴィオ（convivio、宴）という楽しいイベントが沢山開催されます。

ピニョーロ　DOCフリウリ・コッリ・オリエンターリ【赤】2011
Pignolo DOC Friuri Colli Orientali 2011

３本セット　　　￥

６本セット　　　￥

１２本セット　　￥

色合いは仄かにガーネットがかった赤。２４か月バリック樽熟成による豊かなトースト香があり、デカンターをして暫くするとバイオレットのニュアンスの芳香などが広がる。タンニンは繊細ながらもしっかりとしたストラクチャが感じられる。熟成により、さらにハーモニーとバランスが楽しめる、フリウリのフルボディ赤。

内容量　750ｍｌ
タイプ　赤
格付　　DOC　フリウリ・コッリ・オリエンターリ
ビンテージ　2011
葡萄品種　ピニョーロ100％
生産地　フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
生産者　ゾルゼーティッジ
アルコール度数　約13.5%vol
飲用適温　　℃
相性の良い料理

スキオッペッティーノ　DOCフリウリ・コッリ・オリエンターリ【赤】2013
Schioppettino DOC Friuri Colli Orientali 2013

３本セット　　　￥

６本セット　　　￥

１２本セット　　￥

ペッパー、西洋ネズのニュアンスのあるスパイシーな芳香に、熟した果実香や仄かなヴァニラ香の印象も混じる。１２か月バリック樽熟成で、軽いタッチのトースト香。口に含むとまろやかで奥深い味わいが広がる。エージングポテンシャルも高い。

内容量　750ｍｌ
タイプ　赤
格付　　DOC　フリウリ・コッリ・オリエンターリ
ビンテージ　2013
葡萄品種　スキオッペッティーノ 100％
生産地　フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
生産者　ゾルゼーティッジ
アルコール度数　約13.5%vol
飲用適温　　℃
相性の良い料理

レフォスコ・ダル・ペドゥンコロ・ロッソ DOCフリウリ・コッリ・オリエンターリ【赤】2013
Refosco dal Peduncolo Rosso DOC Friuri Colli Orientali 2013

３本セット　　　￥

６本セット　　　￥

１２本セット　　￥

色調は濃い目の赤。凝縮した赤果実、ブラックチェリー、ブラックベリーなどを思わせる、甘やかでエレガントな複雑な香り。口に含むとしっかりしたストラクチャの中に柔らかいタンニンが調和。１２か月バリック樽熟成による繊細で心地よいトースト香のニュアンスが感じられるとともに、赤果実の余韻を残す。

内容量　750ｍｌ
タイプ　赤
格付　　DOC　フリウリ・コッリ・オリエンターリ
ビンテージ　2013
葡萄品種　レフォスコ・ダル・ペドゥンコロ・ロッソ 100％
生産地　フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
生産者　ゾルゼーティッジ
アルコール度数　約13.5%vol
飲用適温　　℃
相性の良い料理